応用情報処理試験の結果が来た
平成29年秋の応用情報処理AP試験の結果が公表されていました。
受験後の解答速報で自己採点して、午後は6割ぎりぎりいかないなと思っていたら、採点が優しかったのか、配点が違かったのか、午後は思ったよりも点数が上がっていました。
久しぶりの試験だったものの、勉強は進まず、購入した参考書は、一章で止まっている時点で、前日に。。
時間の無駄だなと思い、受験を放棄しようという誘惑にかられましたが、せっかくお金を払ったのだからと、前日の夕食を食べてからやっと取り掛かり始め、結局最後まで諦めなくて、良かったと思います。
本当はきちんと時間をかけて勉強することがベストなのは間違いありません。
ただ忙しくて、直前なのに何もやってないという人も諦めるのはまだ早い!ということで、私が実施した内容を参考に記録しておきます。
応用情報処理 最低限の準備
前提のスキル
大学は文系出身、情報処理の基礎的内容を学んだのは会社の研修。
IT業界で働き8年くらい今の肩書は一応PM。技術力は特になく、情報系の資格はなし。
システム構成とか提案、プロジェクト系の内容は、単語を正確に覚えているかは別として、実務として大体理解はしているレベル。
使用した参考書
以下2冊を使用。ポケットスタディは購入してしていたものの、理解するタイプの本ではないため、試験の2週間くらい前に、分かりやすいキタミ式の参考書をkindleで購入して一章くらい読みました。
午前対策 : 4,5回前の過去問を集中的に解く
最初は真面目に参考書を読もうと思い、上記のキタミ式を読もうとしたものの、私が苦手な2の補数とか、そのあたりに時間がかかり、一章しか読まず前日まで放置。
本の内容は面白く、なるほどこうだったのかと、とても分かりやすいので、特に技術系が苦手な方にはお勧めです。
前日の夜8時頃になって、もう理解は捨てて試験対策だけをしようと思い、以下のサイトで、4,5回前の過去問だけを選択し、とにかく解く!ぼやっとしか聞いたことのない単語や概念は参考書をちらっと読み直し、とにかく解く!
選択肢も同じものが出ることが多いので、理解に時間がかかりそうなものは選択肢を覚えておくといいかもしれません。
私は過去試験を前日の夜5時間ほど解いて、分からないところはキタミ式の本を読みなおすということを続け、大体50くらいの正答率をうろうろ。
時間があれば全部の過去試験をやったほうがいいですが、出題可能性が高いらしい4,5回前だけに絞っても、感覚的に2~3割くらいは、見たことがある問題が出ていたような気がします。
合格基準が6割ですので、残りが半分くらいの正答率でも合格できることになります。
実際に私の正答率をみても、前日に過去問を解いていなければ、間違いなく落ちていたと思います。
午後対策 : セキュリティ分野を見直し、全体的には問題の答え方を見ておく
実は午後対策はほぼ時間なく。というより前日夜中に過去問を解き、参考書を読んでということをやっていたら、日頃ロングスリーパーな私は頭が回らず、夜中3時頃には寝てしまいました。(そういう意味では一夜漬けではないのですが。。)
朝起きて、試験会場に向かう中で、参考書の2冊目のポケットスタディで必須分野のセキュリティ分野だけ見直しました。
ただ寝不足でほぼ頭に入らず、全部は読み切れませんでした。あとこの本理解していることを前提という感じなので、分かりづらいです・・。
セキュリティの簡単な問題でも間違えたので、ここはもう少しやっておけば良かったと後で感じた部分です。
午前が終わり、何となくまだ可能性があるかもと感じたところで、早めに退出し、ご飯を購入して、午後の解答例を参照しました。
ご紹介した2冊目のポケットスタディは私はあまり好きな本ではなかったのですが、即効サプリという午後の解答例や方法について記載があったので、たまたま買っておいて良かったなと思いました。
午後の解答例や書き方のポイントが記載されているのですが、それを見てみると意外に、国語の問題に近いです。それで解答になるのかというくらい、問題の記述をそのまま抜き出すかたちも多いです。
午後の記述式は、特に後半のマネジメント系の問題は、解答の仕方を見ておくだけでもある程度対応できると思います。
あとは運の要素(問題との相性)と、最後まで解きやすい大問を探すという粘りだけです。
当日 : 最後まで諦めない
- 当日に見たことのない英語の略語は、選択肢と文脈から英語の単語を当てはめて推測する。
- 午後は時間のある限り、問題を解き、正答率が高そうな大問を選択する。
- 時間を有効活用するためには、お昼ご飯は買っておくといいかも(場所によるのかもしれませんが結構並びました。)
午前も午後もよく分からない英単語は、当てはまりそうな英単語の頭文字を探すというかたちでも、意外と正解していたりしました。
午後は事前に準備をしていなかったために、特に諦めずに最後まで解くことが重要と感じました。
最初は問2の経営戦略を選択し、解答を書いたのですが、最後見直していくと、問7組み込みシステム開発のほうが解答できる可能性が高かっため、最後ギリギリまで解答を記入し、結局そちらを選択しました。(あとから聞いたところによると、本当かどうかは分からないですが、組み込みシステム開発は簡単なことが多いらしいです。)
最後に
繰り返しになりますが、確実に合格するためには、やはり事前にちゃんと勉強するのがベストです。これは間違いありません。
ただ応用情報処理は、実務経験者には、解答しやすい問題も多いです。
IPAのサイトには、合格率20%とありますが、これは応募者数に対する割合です。
統計情報が公開されているのでみてみると、午後の受験者数は15,682人 この回の合格者数は7,216人になり、午後受験者では46%の合格率になります。
仕事などで勉強の時間が取れなくても、やる気が上がらず手付かずでも、諦めるのはまだ早いかもしれません。
もし私のように前日でなければ、キタミ式をちゃんと読んでおくこともお勧めです。